海賊の圧倒的な突進力に成す術も無く壊滅となった指揮官Mの軍隊。再起に必要となる資金を調達するために諸国を漫遊し、交易を繰り返しながら離れ離れとなっていた仲間たちと合流していった。

謎の男、指揮官M。ニザールの残した手記「カルラディア北方叙事詩のための備忘録」によると、彼の生い立ちはこのように中二っぽく記されている。

——指揮官M。本名は後述するが、最初に彼が名乗っていたのはこのMという1文字である。彼はこの手記にとって正に主人公にして中心人物である。彼の物語の冒頭は、ウィルチェグの北方オダサン村の近くの浜辺に打ち上げられて倒れこんでいた所を、村民に助けられた所から始めたほうが良いだろう。

村民の手厚い介護によって、ようやく意識を取り戻したMだったが、彼は自分の記憶の大部分を失ってしまっている事に気づく。彼の脳に残された記憶は、怒号や銃声が飛び交うノルド船の片隅で、逆光の中にある男が、彼や彼の同胞と思しき者たちに向かって叫んだ声であった。「我らの手で、世界を変えるぞ!ここが始まりだ!死線を越えて見せよ!」

次の瞬間、近くに飛んできた砲弾の衝撃で、船から投げ出されたMを、男が手を伸ばし助けようとするも、そのまま海面へと落下し、突如まばゆい光を感じ、その後意識が暗くなっていく・・・彼の記憶は、たったこれだけになってしまっていた。名前はおろか、生まれも育ちも全て失われていた。風貌から察するに、ノルド人であることは確かなようだが、推測できるものはその程度でしかなかった。

彼は、自身のほとんど唯一の持ち物として手にしていた、手帳に記されたMという1文字を名前とした。手帳の中身は彼の記憶と同じように大部分が海に流され失われてしまっていた。なんとか読み取れる部分は全て、用兵に関する記述だけであった。彼の記憶が確かな頃には、戦略、戦術の類を熱心に勉強していた事が見て取れた。それは、斧と盾を持ち、常に突撃を旨とするノルド人には不要のものであるはずだが・・・。記憶を失う以前の彼は、一体何者で、何をしようとしていたのか。それを知るには、物語の核心を記す必要がある。全ては未だ謎のままに、順を追って記していくことにする——

というわけで厨設定のストーリーも織り交ぜてお送りしていくことにしよう。

交易の結果、このような額まで到達。まだまだやれるが、あまりやりすぎると面白くなくなる所があるので、ほどほどに。

装備も微妙に充実!ハンターも手に入れた。これはカトリンの助言によって、ウクスカルの馬市に出ていた、らめらめハンターを安く買い上げたもの。これを荷馬として使役しながら脚の完治を待って、その後乗用馬にするという、カトリンの年季を感じさせるやりくりの手腕なのであった。ありがとうカトリンかーちゃん。

そしてデシャヴィさんと荒野で訓練の日々

デシャヴィさん、首から下の色が違うっす、お面かぶってるのバレないでね!中身を見せたらブログ読んでくれる人いなくなるからね!

などとイチャイチャしつつも、兵は鍛えられていったのである。

ブンドゥク「頭領、あいつら錬度は十分だし、気力も充実してきたんで、ここらでそろそろ次の段階へ上がりましょうや」

うむ。これだけの盾が揃えばいけるな。

いざ、森賊討伐へ!!!

スワディア領内をウロウロしていると、早速8名編成の森賊に遭遇する。これはカモ。

密集陣形のまま、じわりじわりと10歩前進させていく、将自ら囮となるようなリスキーな作戦はここでは必要あるまい。新兵がやられてるがまあ死んでないから気にせず、じわり、じわり。一人また一人と討ち取っていく我が歩兵たち、そして・・・

勝利!!!!なんだかコイツばっかり集中砲火を受けていたようだ。今後の彼に期待!

相変わらず、兵の指揮をあまりやらないまま、いよいよ海賊とのリベンジが始まるのであった(続く)

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